JG2GFX 種村一郎様 回答2020年04月03日

平素はJARL の活動にご理解とご支援を賜り厚くお礼申し上げます。
今般、貴団体よりのご質問について次の通り回答いたします。なお、この回答は個人の意見であること
を念のため申し添えます。
・はじめに
現在のデジタルレピーターの通信方式はD-STAR に限定している。これは、当初当該通信方式の開発
について、どのメーカーも挙手しない中、1 社だけがこれに呼応して開発実用化した。この功績はとてつ
もなく大きいと考えています。しかし、現在では世界中において、C4FM やDMR など他方式も存在し
ています。そんな状況下にあって、大矢理事が第48 回理事会において、D-STAR 方式に限定することの
可否や限定しないときの在り方について、ワイヤレスネットワーク委員会に諮問依頼をする議案を提出
されたのですが、賛成8、反対8で否決されました。
・回答
1. アナログレピーター局をアナログ(FM)・デジタル(C4FM)共用運用することの是非
現時点では共用は基本的に賛成しかねます。
2. 前期回答の理由
デジタル時のノイズが気がかりです。
今後、狭帯域化が進めば自ずと使用可能周波数帯が増加するので住み分けが出来ると考えて
います。もちろん、委員会の意見も伺いたい。
3. 専門委員会の組織的立ち位置について
すべての専門委員会は、理事会の諮問機関であるべきと考えます。従って我々理事も多方面
に亘り研鑽することが求められます。理事会は委員会との齟齬を回避すべく、委員長に意見を
求めることもあります。また、理事会で議論の結果、委員会に差し戻すこともあります。
・おわりに
ワイヤレスネットワーク委員会は、高度な知見に満ちた素晴らしいメンバーで組織されています。
私は、大矢理事の議案に賛成しました。(8 名のうちの1人)即ち、デジタルレピーターの通信方式の
今後についてワイヤレスネットワーク委員会に検討を依頼すべきと言う議案です。しかし、それが葬り去
られたのです。委員会の問題ではなく理事(会)の問題と捉えています。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※投稿には管理者が設定した質問に答える必要があります。

名前:
メールアドレス:
URL:
次の質問に答えてください:
八王子市アマチュア無線クラブは八王子市?日野市?

コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://jj1yvv.asablo.jp/blog/2020/04/03/9231047/tb