JH1LWP 島田守康様 回答2020年04月03日

理事立候補者の基本姿勢についての(調査回答依頼)の回答

1. D-STAR導入経過
D-STARの開発経緯は当時の郵政省(現総務省)とのやりとりで平成10年度に当時の郵政省から「アマチュア無線の周波数の有効利用を図るための『デジタル化』の委託を受け開発がスタートした。
八重洲無線は当初からデジタル化に反対し、最初はプロジェクトに参加していたが途中で脱退した。郵政省の委託の名称のとおり、そもそもデジタル化は限られた電波の有効利用を図るための狭帯域化が主目的であり、従来と同一の帯域では国の政策と合致しないものであり、そのためD-STARは帯域6KHzで策定した。 
また、WIRESにあるルームは電波の有効利用に逆行するものであり、まかりならんと郵政省からの回答がなされたとの様であります。
そもそもデジタル化は、限られた電波の有効活用を図るための狭帯域化が主目的で、
D-STARは帯域【6KHz】で、C4FMは【12.5KHZ】半分をデジタル音声信号
用に【6.25KHz】と、残り半分の【6.25KHz】を音声デターのエラーコレクションを
行っていて、国の政策に逆行の為まかりならんと郵政省より回答がされたとのことで
あります。
2.次にその他のモードについて
(1) Voice FR mode(高音質音声フルレートモード)12.5kHzの帯域で音声データを伝送するモード。
(2) Data mode(高速データ通信モード)12.5kHzすべての帯域をデータ通信に使うデー
タ通信モード。
(3) この他で八重洲無線は取扱説明書等には書いてありませんが、ハーフレート(帯域
6.25kHzのみ)も用意しているはずである。これについては現在のD-STAR委員会が
発足する直前の当時のデジタル専門小委員会の時に、一度だけ技術担当者が出席した
ことがあり、その際に12.5kHzでは狭帯域化に逆行しているし、6.25kHzならD-STAR
と相互接続が無く現在に至っております。
(4) WIRES-Xはレピータではなく、サーバーへ接続して各アマチュア局(レピーターを
 含む)を接続するものであり、いわゆるルームへ接続するとすべての局が同一運用状
態となる(いわゆる金太郎飴状態)。特に都市部ではVoIPの使用区別に同じ内容の電
波が発射されており、それにともなう苦情が地方総通に寄せられているとであります。
3.D-STARと、C4FM等との相違
(1) WIRES-Xのネットワーク利用時に個人が設置したノード局にアクセスする。
(2) 帯域は前段で述べましたが、(C4FM:12.5kHz  D-STAR:6kHz)です。
4.無線機開発をメーカーに依頼
無線機開発をメーカーに依頼時2001年、八重洲無線はプロジェクトから脱会しており、バーテックススタンダート社との統合問題、そしてケンウッド社も経営が厳しかった時代で、【ICOM】一社が仕方なし引き受け開発を行ったとの経過聞いております。
5.今後の対応
D-STARの運用が開始されて早15年経過しており、ワイヤレスネットワーク委員会、
並びにD-STAR委員会では上記2・(3)のハーフレート等であれば、D-STARとも接続
が可能であるため、八重洲無線と技術協議を行いC4FMの今後の動向や推移を注視しな
がら、その導入については継続して検討していくことになっております。
なお、ワイヤレスネットワーク委員会は毎年3月に開催しておりますが、本年は新型コロナウイリス蔓延により開催しておりませんこと申し添えます。
以上私としましては、今までD-STAR 並びにC4FM全く無関心で多々説明不足で回答にはなりませんが、まずは状況について回答させて頂きます。

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